沖縄在住の作曲家、「吹奏楽のためのジェーナー」で話題を呼んだ赤嶺康氏のオリジナル曲第二弾です。
「レキオ」とは、16世紀頃アジアに進出したヨーロッパ人が、当時大航海時代まっただ中にある沖縄のことを、尊敬を込めて呼んだひとつの呼称で、ポルトガル人のトメ・ピレスが約六百年前に書いた『東方諸国記』(1512〜15)の中に出てくる琉球を紹介する冒頭に「LEQUIO」(琉球)と書かれており、ポルトガルの発音で「レキオ」と言います。
曲の冒頭より神秘性のある琉球王朝を彷彿させます。そしてゆっくりと音楽は力を蓄えて行きますが、やがてユタ(ノロ)の祈りが始まります。祈りが終わるや早いテンポになり民衆の踊りへと場面は展開します。急?緩?急を繰り返しながら熱狂的に曲は進みエンディングへと向かいます。
赤嶺氏の音楽は、前作にも見られるように、リズムとハーモニーに特徴が見られます。
コンクール、コンサートに向いた曲であります。
タイトル:吹奏楽のための狂詩曲「レキオ」
作曲:赤嶺康
グレード:3
演奏時間:約7:00
Tp最高音:五線外B
レーベル:ティーダ出版
楽器編成
Piccolo
Flute 1/2
Oboe
Bassoon
E♭Clarinet
B♭Clarinet 1/2/3
Bass Clarinet
Alto Saxophone 1/2
Tenor Saxophone
Baritone Saxophone
Trumpet 1/2/3
Horn 1/2/3/4
Trombone 1/2/3
Euphonium
Tuba
String Bass
Timpani
Glockenspiel
Vibraphone
Triangle
Percussion 1(Cymb.,Tam-tam,Tri.)
Percussion 2(S.D.,Bongo)
Percussion 3(Sus.Cymb.,Triangle,konchiki)
Percussion 4(B.D.)
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