▼スコアサンプル
「交響的譚詩〜吹奏楽のための」の作曲者・露木正登氏による17人編成のための作品。スコアで指定された楽器以外に追加パート譜が付属します。
<作曲者による曲目解説>
21世紀の吹奏楽「響宴」第9回実行委員会委嘱作品。2005年9月から12月にかけて作曲。2006年3月5日、21世紀の吹奏楽「響宴」第9回演奏会において、池上政人指揮の駒澤大学吹奏楽部のメンバーにより初演された。
実行委員会からの委嘱条件が「20人以下の編成で」ということで、ちょうど(弦楽器を含む)17人編成の室内オーケストラ曲を発表したばかりであったこともあり、同じコンセプト、同じ17人という人数で作曲することにした。
曲の素材としてわらべうたの「かごめかごめ」を使ったが、私は音楽で日本的情緒や雰囲気を表現することにはまったく興味がないので、純粋に音楽的な意図だけで選んだ。無論、「かごめかごめ」の歌詞の意味と曲の内容とはまったく無関係である。
曲は3つの楽章からなり、徹底して室内楽的な発想で書かれている。
今回の出版に際しては、第2楽章に大きな加筆があり、初演版よりも少しだけ曲が長くなっている。第3楽章についても初演版にはなかった新たな声部が加筆されている。それ以外でも、オーケストレーションの変更や異名同音の書き換えなどの異同がある。
タイトル:「かごめかごめ」の主題による幻想曲〜吹奏楽(17人編成)のための
作曲:露木正登
難易度:4
演奏時間:約9分00秒
Tp最高音:五線外G
レーベル:ティーダ出版
▼楽器編成
Flute 1,2&Picollo/B♭Clarinet 1,2/Alto Saxophone/Tenor Saxophone/Trumpet 1,2/Horn 1,2/Trombone 1,2/Tuba/String Bass/Timpani/Snare Drum/Sleigh Bells/Suspended Cymbal/Closed Hi-hat Cymbals/Bass Drum
※原則1パート1人で17人編成を想定。各パートそれぞれ2人で演奏することもできる。ただし3楽章は各1人での演奏とする。
※追加パート:Oboe/Bassoon/Bass Clarinet/Baritone Saxophone/Euphonium