▼スコアサンプル
▼参考音源(電子音源)
この曲は、ラヴェルが1911年に書いた8曲のワルツから成るピアノ曲集で、翌年、作曲者自身の手で管弦楽編曲されました。ラヴェルのワルツ作品としては、後に作曲された「ラ・ヴァルス」が有名ですが、すでにそのエッセンスも感じられる作品です。
今回は、中編成(HarpやCelestaは無し)でラヴェルの音の雰囲気が楽しめるように編曲しました。小編成にも対応しています。編成は各パート1名ずつでは34名の中編成で、Option楽器無しでは最少24名(うち打楽器が最大6名)で演奏が可能です。
Option楽器無しでも演奏できるよう、細かく影譜を設定してありますが、Optionでない楽器例えばOboeが無い場合にも、その分の影譜がSoprano Saxophoneに入っています。同様にString Bassが無い場合にも演奏できるような最低限の影譜も記載してあり、書き換えや移調をしなくても多くのバンドで演奏できるように考慮してあります。
コンクール小編成(30名以内)での演奏時は、バンドの編成に合わせて適宜Option楽器を省き、打楽器が多く要る個所のみ、管楽器で人数に余裕のあるパートから打楽器にまわることで、編成を満たせると思います。
ピアノが入っている曲もありますが、バイエル程度で弾ける簡単な譜面にしてあり、容易に弾けます。
8曲の中からバンドの人数やメンバーに合わせた曲を選び、必要に応じてカットもすることで、コンクールの自由曲として使用できます。(松本道弘)
タイトル:「高雅で感傷的なワルツ」
作曲:M.ラヴェル
編曲:松本道弘
演奏時間:約15分
グレード:4
Tp最高音:五線外B
レーベル:ティーダ出版
楽器編成 ※()内はオプションになります。
Piccolo
Flute 1
(Flute 2)
Oboe
Clarinet 1/2/(3)
Bass Clarinet
(Soprano Saxophone)
Alto Saxophone 1/(2)
Tenor Saxophone
Baritone Saxophone
(Bassoon)
Trumpet 1/2
Horn 1/2/(3)
Trombone 1/2/(3)
Euphonium
Tuba
String Bass
Timpani
Bass Drum
Crash Cymbal
Snare Drum
Tambourine
Triangle
Glockenspiel
Vibraphone
Marimba
Piano