▼スコアサンプル
▼参考音源(電子音源)
「古風なメヌエット」は、ラヴェルが20歳のころのピアノ作品で、その後彼自身の手によって、晩年の54歳のころにオーケストラ編曲されました。原曲の、ラヴェル特有の華やかなオーケストレーションが活きるよう、工夫して吹奏楽向けに編曲しました。
編成は、各パート1名ずつで28名、Option楽器無しでは23名で演奏が可能です。Bassoonは音色的に欲しいのでOptionとしませんでしたが、Bassoonが居ないバンドのために、他のパートにガイド音符を入れてあります。よって、Bassoon無しでは最小22名から演奏できます。
冒頭部は嬰へ短調で、B♭管の楽器では#が多くなりますが、細かい音符をC管の木管中心に演奏させることにより、負担を減らしてあります。また、後半部(104小節以降)は前半部とほぼ同じ譜面のため、譜読みの負担も少なくなっています。中間部は嬰へ長調で、B♭管/E♭管の楽器では♭系の調になるため、この部分ではB♭管/E♭管の楽器が中心で活躍するようにしました。
色彩豊かなラヴェルの曲でありながら、比較的取りつきやすい一曲となっております。(松本道弘)
タイトル:古風なメヌエット
作曲:ラヴェル
編曲:松本道弘
演奏時間:約7分
難 易 度:3
Tp最高音:五線外A
レ ー ベ ル:ティーダ出版
楽器編成 ※()内はオプションになります。
Piccolo
Flute 1/2
Oboe
Clarinet 1/2/3
Bass Clarinet
Alto Saxophone 1/(2)
Tenor Saxophone
Baritone Saxophone
Bassoon
Trumpet 1/2/(3)
Horn 1/2/(3)
Trombone 1/2/(3)
Euphonium
Tuba
String Bass
Timpani
(Glockenspiel)
Vibraphone
(Xylophone)
(Chime)