《楽曲解説》
作曲当時、木管五重奏団より委嘱を頂いて、木管五重奏という編成の為に何年かぶりに作曲しようと勉強を始めてみると、これが非常に難しいことに改めて気づかされました。
五つの楽器個々が持っている特性が全く違い、上手く書かないと、個性の違った人たちがそれぞればらばらな話題を勝手に喋りあうような結果になりかねません。
一つの解決策として、ピアノを「地」として用い、その上に「図」として管楽器を自由に歌わせることも考えましたが、今回は敢て管楽器だけでの緊密なアンサンブル曲を書こうと決めました。
従って、作品は各楽器の個性を「外向き」に最大限発揮すると言うよりも、互いの違いを乗り越えて一つのものに向かっていくと言う「内向き」なものとなりました。
ゆったりした冒頭の音楽がしだいに速度を上げて高揚し、最も速いテンポでクライマックスをむかえたあと、そこまでの道のりを振り返りながらまた冒頭の音楽に戻っていくと言う、アーチ型の構造を持っています。(高昌帥)
タイトル:a Movement for Wind Quintetto
作 曲:高昌帥
グレード:5
演奏時間:約8分
レーベル:ティーダ出版
楽器編成:
Flute
Oboe
B♭Clarinet
Horn
Bassoon
▼サンプルスコア