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タイトル:THE HARLEM RAG
作 曲:T.ターピン
編 曲:東枝達郎
グレード:3
演奏時間:約2分20秒
レーベル:ティーダ出版
楽器編成:
Xylophone
Marimba I
Marimba II
Bass Marimba (or 2nd player on Marimba I)
《シリーズ監修者紹介》
東枝 達郎 (とうし たつろう)
1956年、京都の山鉾町近くで生まれ育つ。4才よりピアノ、ソルフェージュを、12才より打楽器を始める。京都大学工学部に進みながら音楽家へ転身した異色の経歴を持ち、10代より洋楽邦楽の境を超えて作曲家・編曲家、パーカッショニストとして活動する。打楽器を有賀誠門、村本一洋、奥村隆雄の各氏に、長唄鳴物を藤舎呂悦師に師事。
重厚華麗なオーケストラ・サウンドには定評があり、その対極にある繊細緊密な現代邦楽作品、さらには舞台・映像音楽からCM、造形作家とのコラボレーションと、作品は和洋硬軟多岐ジャンルにわたる。コンテンポラリー・サウンドを追求しつつ、風土・身体に寄り添った手法で伝統音楽の拡充にも専心する。他アーティストへの作品提供も多く、空間や祭事の総合環境的な音創りにも携わる。
マリンバの名手達とのアンサンブル「RIM」の活動は30年にわたり、その間生まれたマリンバ音楽は編曲作品もふくめて250曲を越え、パーカッション、マリンバ音楽の作曲・編曲では第一線上の立場にある。
一方では、オーケストラやアンサンブルのティンパニ、パーカッショニストとして、さらには邦楽から多民族セッションまでと幅広く活動。
■主な作曲作品
・能管とオーケストラのための《月の曲》
・まほろば(混声合唱・児童合唱・Orch)
・組曲《太祖》(邦楽器・雅楽器・打楽器群・声明による巨大集団、平安建都1200年祝祭京都国際音楽祭委嘱)
・梁塵秘抄の夜(混声合唱・Orch)
・TETRAGRAM− 四神譜(邦楽器Orch、京都市芸術センター委嘱)
・舞台音楽《阿國わらう》(邦楽器・打楽器群、阿國歌舞伎400年記念ミュージカル)
・AUBADE(Marimba solo)
・光聲譜(龍笛solo)
・タマフリ(尺八solo)
・桃遊楽(現代飛鳥舞楽)
・翠《LAPIS LAZULI》(箏Ens)
・あかつき(箏曲)
・箏2面のための10のエチュード《京のおさんぽ》(箏練習曲)
・今昔物語抄(琵琶語り連作)
・三井の晩鐘(邦楽Ens・語り)
・別役実童話集の音楽《ふな屋、猫貸し屋他》
他に編曲作品多数。
グループ輪(りん)〈RIM〉
グループ輪〈RIM〉は、京都市立芸術大学同窓の、小松りみ、早坂雅子、村上博美、北川皎(元京都市交響楽団)、奥村隆雄(元京都市交響楽団)によるマリンバ・アンサンブル。1982年に結成され、マリンバ・アンサンブルとしては関西のみならず全国的にも草分け的存在で、1985年より現在のメンバー。東枝達郎は座付き作曲・編曲者的立場にある。
メンバーそれぞれはソリストであると同時にオーケストラ・プレーヤーでもあり、完璧な演奏技術に加えてオーケストラ奏者ならではの高度なアンサンブル・テクニックで聴衆を魅了した。
奏法の均一化、演奏の平板化が著しいマリンバ・アンサンブルのなかで、それぞれが確たる自身の音楽を持ち、時に5人の独奏者による室内楽、また一転して完全に融け合うひとつの響きへと、時々に格闘と呼応を重ねて音の愉悦を作り上げる表現のダイナミズムは、伝説のアンサンブルと言われるのにふさわしい。
25周年を迎えた2007年以降、いったんアンサンブルとしての活動を休止している。
▼サンプルスコア